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朝倉美咲の実習日誌
第6章 十一日目(2)〜朽木先生の前で失態を演じてしまいました。
「朝倉君…!」

転がり出てきたのは、あられもない姿の教育実習生だった。


AVだと思い込んでいた声、部屋に充満する悪臭、服装の乱れた男子生徒、裸の若い女…朽木の頭の中で最悪のシナリオが出来上がる。


「お前たち、まさか…」


「誘惑してきたのは朝倉先生です」

並んでいる生徒と美咲に気をとられていた朽木は、別方向から聞こえる声に驚きそちらに目を向ける。

声の主は、ただ一人きちんと制服を着て入口付近に立っている早杉だった。




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