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第2章 壊れる音

しばらく麻友を追いかけると、人気の少ない部室についた。
「いやぁ！！！やめて！！！」
「こんなところに逃げるなんて…麻友…二人っきりになりたかったんだね…」
「いやっ、ちがっ！」
違うのはわかっている。
麻友のクラスからまっすぐに廊下を進むと、体育館の前に出る。
そこから部室まで、俺はわざと追いつめた。
「ふふふ…麻友。麻友は俺のものだよ…」
さあ、始めようか。