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君とメメント・モリ
第12章 クリスマスの夜、スイートルームで
濡れそぼった花園から唇を離した翼は、顔をあげて凛と見つめ合った、漆黒の瞳がねっとりと淫靡な光をたたえている。

凛は迎え入れるように両手を開いた。

「翼さん、来て」

糸を引いてぱっくりと開いた二つの花びらのあわいに、男の幹がねじ込まれた。

「いっ・・・ゃああっ」
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