この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君とメメント・モリ
第21章 仕事始め
凛はその指を一本ずつ引き剥がし、自分の手をその手のひらに握らせた。

嗚咽も出ない。声も出ない。

どうかその手に、自分をどこかに連れて行って欲しかった。
さっきまでつなぎ合っていた、温かく優しい大きな手。

みるみるその手が冷たくなり、主を失った指先は力なく解けて凛の手から離れた。

上空を、カラスの群れが旋回していた。

/289ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ