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君とメメント・モリ
第4章 侵入者
「そんなものあるわけがないだろう。こっちだってこんな格好にさせられて、困っているんだ」

「誰にこんな格好をさせられたと?」

警官が訊くと男は答えた。

「そこの女にだ。この女に俺は未来をめちゃくちゃにされたんだ」

警官と管理人は、男と凛の顔を交互に見た。警官は半ば面白がっている様子で、口元には含み笑いすら見て取れた。
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