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君とメメント・モリ
第6章 なぜ死神は現れたのか
「わかりました、じゃあ、死神さんって呼びますよ。まずあなたのこと、ちゃんと説明してください」

凛は言って、死神にフォークを渡した。

男は料理を口に運び、目を白黒させた後、うっとりと目を閉じた。ごくりと飲み込んだときに動いた喉元が、やけに色っぽくて凛は目を背けた。

男は水を一口飲むと、話し始めた。
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