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君とメメント・モリ
第6章 なぜ死神は現れたのか
「人間になってしまったからには、エネルギーは食事でとらなくちゃいけないわけですね」

「そうだ。この体では人間を死に導くことはできないからな・・・ところで、いろんな道具で体をこするのも、美味しいのか」

「だから、それは二度と言わないでくださいって言ったはずです。お料理下げますよ」

凛が膝を立てて皿に手を伸ばすと、死神は、今のは忘れろ、と言って慌ててその手を掴んで引き留め、凛に真顔を向けた。
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