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きのうの夜は
第5章 天川村

貸し自転車を借り、荷物を括り付けると自転車で川沿いを下ってゆく。
暫く、走った様な気がした。

すると、集落が見えてきた。
その集落の細い道を自転車で走ってゆく。

左手に“天河神社”の案内が見えてきた。
その真向かいに大きな瓦屋根を敷き詰めた民家があった。

そこが、齋藤さんが営む民宿だった。
大きな引き戸の玄関を開けた。

「こんにちは…」
「はーい…」

民宿の主人である女性が出てきた。

「今日、泊る予定の平井ですが…」
「あら、平井さんね、よくいらっしゃいました。お疲れでしょう?」

「はい、大丈夫です、もうチェックインしてもいいですか?」
「ええ、構いませんよ…」

吉村と私は齋藤さんの家に上がり、チェックインを済ませた。
時刻はお昼になるという頃だったと思う。

お昼は民宿で出して貰ったのを覚えている。

今夜私たちが泊る部屋は、玄関から入って直ぐ右側にある襖で仕切られた10畳くらいの部屋だった。

その10畳くらいの部屋がこの民家には数多くあったのだ。
かなり広い民家だと言える。

こんな薄い襖でしか仕切られていない部屋でセックスなどしたら直ぐに気づかれてしまうだろう。

そんなことを私は思っていた。

私は、持ってきた旅行の荷物の荷ほどきをした。
部屋の中にある大きな座卓の上に置いてあるお茶を私は淹れて吉村へと渡した。

私は念願の天川村に来られたことで、異常なまでに興奮していた。
お茶を飲むと少しだけ落ち着くように感じたのだ。

齋藤さんの家の玄関を出たところには私がとても行きたかった天河神社があった。

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