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第8章 ノンアルコール・カクテル♪

気に入って貰えたのか、その後も何度か高岡様と彼は仕事帰りに寄り、カクテルを楽しんだ。


あまり話さなかった彼も、大分話をしてくれるようになった。


――――――――――



それは日暮れも早くなったある日の事だった…――




開店前、僕はひとり下準備をしていた。


店のドアにはまだ
【Close】のプレートが掛かっているのに、誰かがドアを叩く音――


誰だろう――？


ドアを開ける――――