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第78章 第七十章　結婚披露宴

結婚式当日「披露宴会場で」
20●2年9月20日PM 3:00


「おめでとう・・春香ちゃん・・・」
「おめでとう・・井上・・・」

キャンドルライトをつけて廻る新郎新婦に祝福の声が飛ぶ。

裕子と悟の言葉に頬を染めながら二人はテーブルの上の大きなろうそくに火をともしていく。
幸造の眼差しを受け止めた春香は、そっと心の中で呟いた。

（有難うございます、御主人様・・・。
悟様、裕子さん・・・私は幸せです。

これからも克巳さんと共に支配して下さい。
私達は御主人様方の奴隷ですもの・・・）

熱い想いを蝋燭に託して春香達は壇上に向かっていった。
やがて幸せな笑顔と共にウェディングケーキにナイフを入れる二人であった。

井上と春香の脳裏に淫靡な記憶が蘇る。
激しいプレイの余韻が全身に残っていた。