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第173章 第十八章　朝の光

春香結婚三ヶ月目「井上夫妻のマンション」　
20●2年12月21日　AM 7:00


「うっ・・・」
カーテンから漏れる光に克己は目を覚ました。

「ふふ・・・」
隣で微笑む妻の顔を見つけた。

「春香・・・」

愛おしい天使に手を差し伸べる。
両手で握る仕草がいじらしく、抱きしめた。

「あ・・ん・・・」
柔らかな温もりが嬉しい。

「ん・・・」
自然と唇を重ねる。

「ふぅ・・んふぅ・・・」
甘い息を胸いっぱいに吸いながら舌を絡めていく。

「はぁ・・あはぁ・・・」
「春香・・愛している・・・」

額を付け合って見つめ合っている。

「昨日は・・凄かったね・・・？」
囁いた妻の頬がほんのり赤く染まっている。

「ああ・・本当に・・・」
克己の脳裏に昨夜の激しいセックスのシーンが蘇るのだった。