この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ココロのアナ
第11章 過去



「まだ起きないのか…」



「よっぽど疲れてたみたいだし
衰弱してたからなかなか起きないね」



旭はカーテンを開け窓辺に座る
修の部屋からもってきた煙草を咥えた



「ここ病院なんだけどな」


控えめに尚が言う
でもそれ以上は言わない


旭言わないだけで
ちょっとダメージ受けてるし
なにより藤原さん見る目が優しい。
本人は好きとかぢゃないって言うけど
好意もってますオーラ凄いぢゃん…


クスクス笑う尚を見て



「病人見て笑うなんて
お前医者かよ」



「旭をみてんだよ」



「何それ…口説いてんの?」



「お前みたいなガキに興味ないわ」



大人になったなぁ…なんて
思った俺が馬鹿だったな…



「いつからホモになったんだよ
女の子にもてるだろうに」




「俺ホモぢゃねーって」





そう笑う旭は修を見つめていた…。



点滴が終わり管だけ外す
針だけを残しテープで固定…
シーツをかけ直し尚は出て行く…。



1月の冷たい風が病室に入り込み
修が冷えないように窓をしめた。




「ァ…ッ…ァ…ァ…」



修の口が少し開き声が漏れる。
うなされるようにして
眉間に皺を寄せた。



何度かそれが続くと
また静かに寝息をたてる。




/117ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ