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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第1章 2024年8月30日~31日の話

カラードレスも…プランの中の
お値段でレンタルできるらしく。
オプションのドレス追加は
30万円だけどその30万の
追加する料金よりも上のグレードの
ドレスをレンタルできると言う事で。

好きな色の系統とかを聞かれて
私の雰囲気とか…イメージだと
淡いカラーの暖色系がのドレスが…と。

カラフルなドレスがずらっと
並んで掛けられている眺めは
真っ白のドレスしかない
手前のエリアとはまた
違った印象を受ける。

カラードレスと1口に言っても
今オススメしてくれている
淡い感じの柔らかい印象のカラーや
真っ黒、真っ赤、緑ッ、真っ青と
原色の…色合いもドレスもある。

濃紺のドレスの上に銀色の
星空が散りばめられたようなドレス。
さっき見たバラのドレスよりも
大振りな特大サイズの
お花があしらわれたドレス。
お花畑の様なドレスなど
どれも色鮮やかで華やかなドレスだ。

「あ…これ…ッ」

沢山…100着とか
掛けられているドレスの中の
1着のドレスに巴が引き寄せられて。

『そちらのドレスも大、
変人気のドレスになります』

「凄い…素敵…このドレスが良いです…」

まるで一目惚れ…みたいな
そんな感覚にも…似た感じだけど。

自分の好きな色合いでもないし、
勧められた淡いカラーでもない
鮮やかなブルーのドレスで。
色とりどりの重厚感のある
刺繍の花々が散りばめられている。
刺繍の部分の色合いはカラフルだが
その色味は抑えられているから
私が着ても…浮いたりしないだろうなって…。

その華やかなブルーのカラードレスから
目が逸らせなくなってしまって、
これだけの数のドレスがあるのに
まるで他のドレスが見えない程に。

私はそのドレスに魅了されてしまっていた。

『巴、どうですか?良さそうな
ドレス…ありましたか?』

「港斗……、これがいい…んだけど」

『え?青ですよ?』

「でも…これがいいの…これが着たい…」

私が青を自分の普段の服とかにも
選ばないのは…彼も知ってるから。
私が即決のレベルで選んだドレスが
青いドレスで驚いてた感じだったんだけど。

『あ、でも…巴がそのドレスにするんだったら
さっきの…ブラウンの方にします…』

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