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イけない王子様と魔女
第2章 2
あれからどのくらいの月日が経っただろうか。
ぼんやりするあたしの上で、腰ヘコ王子(仮称)が今日もグチョグチョ言わせながら当たり前のように腰を振り、私の胸を舐め回し、揉みしだく。
「あ♡あ~~♡気持ちいい♡気持ちいい♡おっぱいも美味しいよお...♡可愛い...好き...すきすきすき...あっ...!!......グゥッ......ガッ......ふうーっふうーっ...」
ドサッと私の上に体を乗せて、私の唇をレロレロと貪りまくりながら、ヌルヌルの精液に塗れた私の体に、またちんぽをグリグリ押し付けてくる。
もはや無反応になりかけている私の髪を避けて、顔を覗き込んできた。
「あれ?気持ちよくなかった?」
色素の薄いグリーンの瞳とバッチリ目が合う。
「気持ちよかったけど今何時だろうと思って...え!!」
王子話せるじゃん!?
「王子...様...、いつから正気に戻っておられたのですか?」
「普通に話していいよ♡ん~♡」口付けながら腰ヘコ...ってさせるかああ!!
腰を引いてズルッと抜く。
「あーん、気持ちよかったのに...」残念そうな顔するな!おい!
「いつから正気になった...感じ?」
「ん~、溜まりに溜まったのを出し切ったら頭がスッキリした感じ!」
「溜まりに溜まったのを出し切ってもまだヤッてませんでした?」
ゴロンとベッドに仰向けになる王子は「それはただの絶倫~♡」とてへぺろ♡してみせた。
「...てへぺろは......てへぺろはもう古いだろうが!!」自分がなにを言っているのか分からないほどのパニックの中、全ての体重を乗せた全力の平手打ちをお見舞いした。
「レディは本日もご機嫌麗しく...」
「全く麗しくありませんことよ!」紅茶を乱暴にソーサーに置いた。ガチャン、と耳障りな音が響く。
改めて応接室にて、今度はあたしがやんごとなき使者、もとい、この国の宰相様と話をしていた。
「とりあえず、この魔力封じを取って頂けませんこと!?」
「失礼致します」
カシャンッという音を立てて、魔道具のアンクレットが外れた。
「まず、大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。王子の呪いを解いて頂き誠にありがとうございました..。」