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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第6章 第5話 輪姦演習(りんかんえんしゅう)
 ケイ先生と2人きりでクリスマスデートをする幸せな夢を見ていると、誰かが俺の頬をつついて目を覚ました。

 俺が眠い目を開けて起き上がるとそこには真剣な表情をしたケイ先生と藍先生が立っていて、俺は一体何があったのだろうと思って座敷から立ち上がった。

「古田くん、今から言うことをよく聞いてください。城戸くんがとある勢力に誘拐されました」
「ええっ!?」
「他の3人がまだ寝ているのでお静かに。まだ遠くには行っていないはずですから、私はどうにかして城戸くんを連れ戻します。それまでお母様と学苑をよろしくお願いします」

 ケイ先生はそこまで話すといつもの忍者のような素早さで校舎内から走り去って行き、訳が分からない俺は小声で藍先生に事情を聞いた。


「城戸くんはノンアルコールカクテルに酔って校舎の外に出た所を誘拐されたようです。彼らは今日この日にクリスマスパーティーがあることを予想していたようですね」
「いやあの、誘拐って言っても誰が? 城戸はいくら小柄な美少年でももう高校生ですよ?」
「狙いは城戸くんではなく、|渓《けい》をおびき出すことでしょう。おや、他の3人も目を覚ましたようですね」
「ちょっと話が聞こえてたんですけど、城戸がさらわれたってどういうことですか!? 理事長先生、本当のことを教えてください!!」

 懇願した高木と日下と山形に、藍先生は覚悟を決めてこの学苑の真実を話し始めた。
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