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第9章 狂乱

昴と英介。

美和と尚。

4人はソファに座りながらグラスを合わせ飲み始めた。


「美和、お預け食らってんだけど？」

「ウフフ‥本当に一柳先生はせっかちね」

「おい、先生はやめろや」

「あら、先生は先生よね、尚」

「ええ、そうよ。一ノ宮先生？」

「先生ね‥」

「そうよ、恋人でもないんですもの名前でなんて呼ばないわよ」

「まあ、いい。‥こうやって気持ち良くなっていった、名前で呼ぶだろ？」


英介の手が尚に伸びた‥