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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第22章 ふたつの愛をただ一身に注がれて……。

「生理はつい最近来たばかりだからまだだよね? 母乳は生理的なものらしいよ」

「そうか、そうか。なら手加減なしで大丈夫だなっ!」

 ――どれ、わたしも。
 そう言って、お父さんは携帯を片隅に追いやって、もう片方の胸に手を伸ばしてきた。

「や、お父さんまでっ! あ、っひぅううんっ!」
 ピュッ、ピュッ。
 母乳が勢いよくリズミカルに飛び出す。

「ああ、美味そうなミルクだ……」
「可愛いでしょう? 俺の愛撫にいちいち応えてくれるんだよ……」
 唯斗さんは手の平を乳首に当てて、触れるか触れないかのところで円を描いて刺激する。
 その優しい刺激がさらにあたしを責める。


 どうしよう、どうしよう。
 膣が濡れてきてる!
 なんとかしなきゃ、あたしが濡れてきてることがバレちゃうよっ!

 それなのに、胸を攻める手は止めてくれないどころか、2人はどれだけあたしの母乳を出せるかを執拗に迫ってくるわけで――……。

「や、やあああんっ!」
「お前のミルクたまらんなっ!! たくさん出るぞっ!!」
 もう片方の乳首ではお父さんが必死になって母乳を飛ばし続ける。

 あたしの身体、どうなっちゃうの!?


「あ、ああああんっ!」
「普段から健康に良い食事を心がけているからね」

 澪ちゃんがいつでも母乳をしっかり出せるように――。
 唯斗さんがそう続けた。

「あ、んっ! ああんっ!!」


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