この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
美味しいサンドイッチの作り方
第3章 光+紗耶香+翔サンド

アルバイトにこれから行く2人を
光と翔が玄関まで見送りに行って
私はお兄ちゃんズの後ろから
帰って行く紗耶香と美玖に
ペコリと会釈をする程度に頭を下げた。
バタンと…玄関の扉が閉まって。
また…家の中に…私とお兄ちゃんズの
3人だけになってしまった。
『妹…、お前…昼メシ頼むわ
俺と翔はシャワー浴びて来るわ』
ママが…冷蔵庫にチキンライスを
用意してくれているからお昼は
それをオムライスにして3人で
食べてねって言ってたから。
2人がシャワーしに行ってる間に
リビングのソファをちょっと
消毒して拭いたり床にファブリーズ
振りかけまくったりして……
生々しい事後感の…残ってるリビングの
空気を入れ替えて喚起をして。
言いなり奴隷は…大人しく
奴隷らしい…感じに振舞う事にして。
キッチンに向かって
冷蔵庫からママが作ってくれた
オムライスをレンチンして温めて。
オムライスにする為の玉子を
冷蔵庫から出してボウルに割って
溶き卵を作ってフワトロに
中が半熟になる様にオムレツを作って。
ナイフで割るタイプのオムライスにして
シャワー浴びて冷房をガンガンにして
ソファでお茶を飲んでいた
光の元に持って行った。
翔は今はシャワー浴びてるみたいで
遅れてこっちに翔が来て。
お店で出て来るみたいなオムライスが
出て来てビックリしたみたいで。
いつも…ママがお料理するから
私が料理をこの家で振舞う事は
今まで1回も無かったんだけど。
ママがスパゲティとか素麺とか
簡単に作れるもの用意してたから
大して私が料理を出来ない子だと
思ってた双子のお兄ちゃんズは…
美味しいって言いながら食べてくれて。
『妹にも取り柄あったんだな…』
『お店の…オムライス…みたい…だね』
「ママがお仕事で遅い日もあったし……
簡単な物ぐらいなら…作れるよ…」
褒めてるのか貶してるのかな
光の言葉にちょっとムッとしながら
そう私は返事を返した。
『昼から出掛けようぜ』

