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第29章 番外編　９月のシルバーウィーク

その様子を動画と画像とで
３人で撮影して２人に送った。

せんべいの里を堪能した後は
綺麗なおトイレでおトイレを済ませて。

車に戻って来て乗り込んで、
目的地であるあびきの温泉郷を
誠さんの運転する車で目指す。

ここからあびきの温泉郷までは
車で１時間ぐらいの道のりで
到着するのは１６時半ぐらいみたい。

あびきの温泉郷は
あびきの渓谷の先にあって
自然が豊かな場所にある温泉。

あびきの温泉街とは
ちょっと離れた山の中にある
自然が豊かな立地の静かな場所。

最近はグランピング施設が出来て
コテージとかも増えて、
そっちに力を入れてるみたい。
私達が泊るのは…温泉施設の横に
連絡通路で行き来が出来る
ホテル棟の方にあるお部屋で。

本館と別館があるみたい。

夜は…広大な敷地で
イルミネーションを通年してるみたいで
グランピングとホテルに
宿泊してる人は宿泊中は
温泉施設の温泉に何度でも
入り放題だし、イルミネーションも
本来は有料なんだけど無料で楽しめるみたい。

自然の中にあるから、自然を
活かしたアクティビティとかも
パターゴルフとかバギーとか
ジップラインとかもあるみたい。
川もあるからSAPとかカヤックも
期間限定で楽しめるみたい。

本当はグランピングの方の
コテージを予約したかったけど
人気で予約できなくて
ホテルの方でごめんねって
誠さんには謝られちゃったけど。

家族旅行が出来て嬉しいって
自分が感じた素直な
嬉しいって気持ちを伝えた。

今までは誠さんとママと、
翔と光と、私って感じだったけど
私と翔と光が…こう…
仲良くなったから…家族として
纏まった感じがするなって…。

『イルミネーション楽しみだね』

「うん、そんなのあるなんて
思ってなかったから楽しみ」

『飯食って温泉入って、卓球する
だけかと思ってたけど…。
父さん、ナイスチョイスじゃん』

『いやぁ…僕が…決めたって
言うよりは…なつながね…、
イルミネーションあるんですって
見てみたいわって言ってたからね』

『なんだよ、子供の前で
のろけ話かよ…熱すぎだし』

『で、でも…なゆちゃんも
そう言うの…好きかなって
思ったから……なのよ？』