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トカゲ獣人様のいいなり
第1章 最悪な出会い

「…さっきは助けていただいてありがとうございました。おかげで助かりました」
ねずみの獣人数人にナンパされて断ったら、手を掴まれ路地裏に連れていかれそうになっていたところを彼に助けられたのだ。
「いや、たまたま通りかかっただけだから」
「その後のことがあまり覚えてなくて…ここはどこですか?」
「お前、いきなり気を失って、家知らないから近くの俺の家連れてきた。悪かったな」
「いえ…ありがとうございました…では」
起き上がろうとすると、「まだ、寝ていろって」と言われ制される
「でも…ご迷惑では…」
助けてもらったが知らない人の家という怖さもある、また迷惑をかけるかもしれないといろんな考えが巡りでた言葉がこれだった。
「そんなことねぇよ」
彼の手が優しく私の頬に触れる
少し体温が低くざらついた感触だ
腕の部分的に深緑色のざらざらした鱗のような皮膚が見える
「あなたも獣人なの…?」
「ああ、俺もあいつらと同じ獣人だ。な?怖いだろ?」
切れ長の目が合い魅入られたように、目が離せない。
低体温のざらついた手が頬を滑る
「怖くは…ない…です」
「強がるなよ」
彼の顔が近づき視界が彼でいっぱいになる
「嫌なら、逃げろよ?」
ねずみの獣人数人にナンパされて断ったら、手を掴まれ路地裏に連れていかれそうになっていたところを彼に助けられたのだ。
「いや、たまたま通りかかっただけだから」
「その後のことがあまり覚えてなくて…ここはどこですか?」
「お前、いきなり気を失って、家知らないから近くの俺の家連れてきた。悪かったな」
「いえ…ありがとうございました…では」
起き上がろうとすると、「まだ、寝ていろって」と言われ制される
「でも…ご迷惑では…」
助けてもらったが知らない人の家という怖さもある、また迷惑をかけるかもしれないといろんな考えが巡りでた言葉がこれだった。
「そんなことねぇよ」
彼の手が優しく私の頬に触れる
少し体温が低くざらついた感触だ
腕の部分的に深緑色のざらざらした鱗のような皮膚が見える
「あなたも獣人なの…?」
「ああ、俺もあいつらと同じ獣人だ。な?怖いだろ?」
切れ長の目が合い魅入られたように、目が離せない。
低体温のざらついた手が頬を滑る
「怖くは…ない…です」
「強がるなよ」
彼の顔が近づき視界が彼でいっぱいになる
「嫌なら、逃げろよ?」

