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銀狼
第4章 月夜の陵辱

そしてついに──

「…ぁぁッ……ン…」

狼の舌が胸の膨らみの片方を捉え、先端の突起ごとざらりと舐め上げた。

それに合わせて口から零れた官能的な声に、セレナ自身が驚く。


“ …な…なに?今の声…!! ”


出してはならない声だったと…それだけを直感し、無意識のうちに羞恥で顔が赤くなった。


「──…ァッ…ハァ…」


胸を這う舌はなかなかその場所を離れない。

まるで人間の女の感じるところを心得ているかのような責め方に、セレナは悔しさの涙を流した。

彼女の身体は…感じてしまっている

この獣たちの舌使いに…。

今から食べられようとしている身でありながら、これは異常なことだ。


「…あ‥…ン……んんッ……‥ぁッ…」


だが彼女が心でどれだけ抵抗しようと身体は正直。

鼻にかかった甘い声が

せき止めきれずに漏れ出している。



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