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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第6章 最後の凌辱
 下腹部が熱い。内側から快感で蝕む何かが体の中に注ぎ込まれた。

 必死で耐えているうちに耳に響く誰かの喘ぎ声が甘い熱を帯び始めた。あんなに気持ちよさそうな声を聞かされたら、自分も流されてしまう。

 快感に意識朦朧となった知代には自分の喘ぎ声がそんなふうに聞こえていた。自分の声にさらに快感が高まり、さらに聞こえる快感の声に体が蕩けていく。

 そうして体中が敏感になり頭の中が「気持ちいい」だけでいっぱいになった。激しい快感の中に思考は弾け、やがて心地の良い余韻に包まれた。

 たくさんの「気持ちいい」と気怠く心地いい疲労。今だに体の中に燻る快感の残火。

 唇を吸われ舌が絡み合い、下腹部にわだかまる余韻は何が理由なのかとふと考えた。

 今までの行為では感じなかった、何かが注ぎ込まれる感覚。そこに全ての「気持ちいい」が凝縮されているような気がする。

 なぜ自分は今までこれを体に入れようとしなかったのか。こんなにも気持ちがいいものを拒否し遠ざけてきたのか。

 何か大事な理由があったような気がする。それを許してはいけない何かがあったはずだと思う。

 何故いけないことだと…?

 次の瞬間、知代ははっと息を呑みながら体を起こす。膣内に出された精液とそれを注ぎ込んだ肉棒が与えてくる感覚が知代を呼び戻した。
 知代を散々弄び翻弄し快感に溺れさせた、それそのものが皮肉にも知代を覚醒させた。

 信じられない、というように下腹部を見下ろす。目に入ったものに知代はさらに驚く。

 下半身はまだ権田と繋がったまま、いまだに権田の肉棒が深々と突き刺さっている。射精の直後とあってさすがに力は失っているが、それでもまだ名残を惜しむかのように知代の割れ目の中に留まり続けていた。

 権田からしたら射精後も知代が体を預けてきていたので抜くに抜けなかっただけなのだ。ただその権田も知代の体温と体重、体臭をしっかりと感じ取りながら余韻に浸っていたことは間違いがない。

 知代は慌てて体を離す。肉棒が抜ける瞬間、ぞくっとする感覚があったがもうそんなことに構っていられなかった。権田の射精後どのくらいそうしていたのか。愛液と混ざり合ってしまった精液は知代の中に吸収されてしまったのだろうか、知代の中から零れ落ちてくることはなかった。
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