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第9章 ハツカレ？

「ヘェ〜告白ねぇ……え？今なんて…」

持っていたポッキーが莉奈の手から落ちる。

「だから…トシ君に…」

「えぇえええ！」

私は昨日の事を思い出して、改めてその事実を確認した。


昨日勢いで告白してしまった私。

『えっと…ありがと。』

頭を掻くトシ君に、自分のセリフを思い返して顔が熱くなってきた。

『その…』

『あわわわわわ！』

『えっ、ちょっと一ノ瀬⁉︎』

私は勢いよく立ち上がって部屋を飛びだし、後ろで呼ぶ声にも振り返らず玄関にむかった。

『あら？もうかえるの〜？』