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センセイと課外授業
第12章 大人の一歩

(やばい…直接…触って欲しいよ…)

下がウズウズとするのを感じながら、私は縋るようにトシ君を見た。

しかし…

『あ、ごめん…』

『え…?』

目をギュっと閉じ私が嫌がっているように見えたのか、トシ君がパッと手を離した。

突然のことに驚き、物足りなさを感じる。

『ど、どうしたの…?』

『い、いいから降りて!』

トシ君は慌てて私を引き剥がし、体ごと少し遠くに移動した。

『あ…』

『あ?』

口ごもる彼を不審に思いながら、私が尋ねると少ししてまた口を開いた。
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