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センセイと課外授業
第2章 呼び出し
さっきとは打って変わってありがたい言葉に、うれし涙が出そうだった。

「じゃあ、これ。予習して来い。5ページで良いから。」

私は受け取って、表紙を見た。

“高校一年生スタート化学”

(ガクリ...私このレベルなんだ..)

肩を落としていると、山田先生が続けた。

「それから....」

そういうと、メガネをかけなおして、ニッコリ笑った。

「ちゃんとしてこなかったらお仕置きですよ?」

「お、おしおき…」

いつもの先生に戻って、むしろさっきとのギャップに寒気がした。

(こ、恐い…弱み握られてるし…)

私は、大きくうなづいて、ダッシュで部屋を出た。
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