パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 平穏と雑音

私が慌てて言うとリナはニシシッと笑った。

「そういうリナは？どうなの、最近。」

「私ー？なんかいー感じのやつ居たんだけどさー」

「聞いてないけどー？」

新たな男の子の話が出てくる。

そういえば最近リナと遊ぶことも減ってしまっていたから、そういう話が出なかったのだ。

「まぁ結局飽きちゃってやめた！」

「またぁ？」

「私もどっかにいー男落ちてないかなー？
…山田先生とかみたいな人ー」

リナがむぅ、と頬を膨らませながらいう。

その名前に胸がどきりとした。

そんな私に構わず、彼女は能天気に続ける。

「あの噂、ほんとかなー？佳奈も見たんだよね？」

「噂って…あぁ、トシくんとね…」

「彼女なのかなぁ？美人だったらしいじゃん。」

「うん。」

「ちぇっ！やぱイケメンには美人がつくのかね！」

世の中不公平だ！と言いながら暴れるリナをなだめていると、教室のドアが開いた。

そして

山田先生が入ってきた。