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センセイと課外授業
第14章 平穏と雑音

(どうしよう…明日渡すべき?でも今日めちゃ探してたし…)

なんとなくさっきのこともあって会いたくない気もする。
そのとき携帯が鳴り、開いてみるとトシくんからだった。

ーごめん、全然おわんない。今こそっと打ってる。暇だよね、ごめんね。

すぐに、いいよ!待ってるね、と反射的に送ってから携帯を閉じると、私はもう一度ボールペンを見てから小さく頷いた。

(さっと渡してすぐ帰ってくるか…)

少しドキドキしながら、私は職員室に向かった。
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