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センセイと課外授業
第1章 教室で..

私はグラウンドをフェンスから覗き込んで、サッカー部を見た。

「あう~…トシきゅん今日もステキぃ…」

お股がムズッ、ジュンッとなって頭を振った。

(い、いやらしい目でみたダメだよカナ…トシ君が穢れちゃうもん!)

さっき十分、自分の愛液で机を汚してしまったのだが。

トシ君がゴールを決めて、一人で飛び上がっていると、トシ君が私に気づいて手を振ってくれた。

「一之瀬~!帰るのか~!?」

「はわわっ…トシ君に話しかけられちゃった!」

ここからじゃ頷いても見えないのに、私はぶんぶん首を振ってそそくさと逃げ帰った。

「ありゃ?一之瀬じゃなかったか?首は振ってたように見えたけど…」

トシ君は首をひねってまたチームに戻っていった。
私はそんなこと知らずに、話しかけられたことだけで満足だった。

(わああん!トシ君に…あのトシ君にはなしかけられちゃった!)

ルンルン気分で校庭を出る。
そのまま私はまっすぐ家に帰った。
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