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第6章 課外授業③

するとトシ君が私を見て笑った。

「当たり前だろ?一ノ瀬も７組だし!!で、日曜日!カラオケなんだけど..」

「私は大丈夫だけど..佳奈は？」

「うん、私も。」

私たちが答えると、トシ君が嬉しそうに言った。

「よしっ!これで男子も文句いわねーなっ!」

「え？」

トシ君が、しまった!という顔をして声をひそめた。

「なんかさ..ちょっと合コンみたいなノリなんだよ。同じクラスなのに。」

「なんじゃそりゃ。」

莉奈が素っ頓狂な声を出して笑った。

（あ～莉奈がやっと笑ったぁ～）

それを見てトシ君が微笑んだ。

「佐々木も、もしかしたらうちのクラスに良い男いるかもよ？恋愛は楽しまないと!」

「..そうだね!よーし!彼氏作るぞ、佳奈!」

「えっ、わ、私もっ!?」