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第4章 『捕食』

ホテルを出ると、ビルの間から夕陽が射した。


「疲れたな…直帰するか…」


会社に連絡して、家に向かった。


「俺も…不倫なのかな…」


無意識に口を衝く…。


麻里…長い事、内縁状態にしているのも悪いよな…。


急に自分の現状を真面目に考え始めた…。


帰ったら…麻里と、ちゃんと将来を考えよう。



逆光の夕陽を眩しく仰ぎながら、




明るい未来を…願った…。