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第2章 内側と内側

康樹の顔が近づいてまた優しく唇が触れた

『俺…こんな時言うのは卑怯だけど…奈緒が好きだよ…奈緒を困らせてるのは解ってる…だから…もっとしてもいぃ？…』

途切れ途切れに何度もキスを落とされて

頭の中がパンク寸前のアタシは

気が遠くなるほどの心地よさとむずむずするほどの気持ちよさに

『…うん…』

流れに身を任せてしまった