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ラブカルチャースクール 2
第6章 M Lesson 2回目
聞きたいけど…そんな深い事まで聞いちゃマズイよね。

「その様なことも踏まえて…ワタリは生徒さんに厳しくなってしまうんです…」 

「はい…分かります…」

さっきの言われた、ワタリの言葉を思い出す… 。

『マスターコースもスクールに講師も…生徒が思う程…甘くはないんだぞ』 

きっとスタンダードコースの延長線と思って、お金を出せばいいと気軽な感覚でマスターに来てしまうんだろう。

でもマスターコースは、受講目的が元々違う…。 

私も『目的』を履き違えていたら、ワタリに怒鳴られていたかもしれない…

若しくは…指導拒否とかされそう。

そうだとしても…ワタリの感情では無く…
生徒の事を本当に思って、叱るんだろうな…。

「それは…ワタリがそれ程真剣で …誠実だからですよね」

「はい…ご理解頂き有難く思います…」

ヤナセは柔らかい笑みを湛えて、軽く頭を下げた。


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