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ラブカルチャースクール 2
第7章 M Lesson 教養S
「女性の膣内は普段は強酸性です。これは雑菌が体内へ侵入するのを防いでいるが、同時に精子の生存を不可能にしている」
ハナブサの扇子が少しずつ広がる…
何か日本舞踊でも始めそうな雰囲気だな。
「子孫繁栄が可能となっているのは、射精された精液の中の精子が活動しやすいように女性が分泌する分泌液もアルカリ性になっているからだと思います」
お腹の中で…そんな事が起きてるんだ…。
でも…扇子を広げるのは意味があるのかしら?
不思議に思いながら、見ていると…
「もし…分泌液が酸性であると精子が女性の分泌液に触れた時点で死んでしまうので…子宮に到達するのも到底不可能な状態になります!」
パシンッ!
勢い良く扇子が閉じられた。
「わっ!!」
驚いて思わず声が出てしまう。
ハナブサは、チラリと私を見て
「琴海さん…驚かせて、失礼しました…」
眼鏡越しに切れ長の目が細められ、扇子で口元を覆う姿が、歌舞伎の女形役者みたいだ…。
「いえ…大丈夫です…こちらこそ、すみません…」
ハヤトはボヤく感じで
「たく…あの扇子のリアクション要らねぇ〜よ」
「そうすっか!カッコいいですよ!」
ナツは目を輝かせている。
「ははははは…」
今となっては、ハヤトが居てくれてまだ良かったと思えてきた。
ハナブサの扇子が少しずつ広がる…
何か日本舞踊でも始めそうな雰囲気だな。
「子孫繁栄が可能となっているのは、射精された精液の中の精子が活動しやすいように女性が分泌する分泌液もアルカリ性になっているからだと思います」
お腹の中で…そんな事が起きてるんだ…。
でも…扇子を広げるのは意味があるのかしら?
不思議に思いながら、見ていると…
「もし…分泌液が酸性であると精子が女性の分泌液に触れた時点で死んでしまうので…子宮に到達するのも到底不可能な状態になります!」
パシンッ!
勢い良く扇子が閉じられた。
「わっ!!」
驚いて思わず声が出てしまう。
ハナブサは、チラリと私を見て
「琴海さん…驚かせて、失礼しました…」
眼鏡越しに切れ長の目が細められ、扇子で口元を覆う姿が、歌舞伎の女形役者みたいだ…。
「いえ…大丈夫です…こちらこそ、すみません…」
ハヤトはボヤく感じで
「たく…あの扇子のリアクション要らねぇ〜よ」
「そうすっか!カッコいいですよ!」
ナツは目を輝かせている。
「ははははは…」
今となっては、ハヤトが居てくれてまだ良かったと思えてきた。