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ほしいままに
第3章 私は彼と付き合えない
「ありがとう。でも、言われてる私がなんとも思ってないし、私の成績不振が原因だし、本部に通報なんてしなくて大丈夫。それに、私なんかのために香宗我部君に負担かけちゃうの、いちばんいやだよ」
私は言って、緊張した空気を破るように、めいっぱいの笑顔を香宗我部君に向けた。
するとふいに、彼の眼差しがまっすぐに私の目をを捕えた。
「森川さん、”私なんかのため”…なんて、言わないで」
そう言った香宗我部君の瞳の真剣さに、私はたじろぎ、思わずジョッキから手を放した。

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