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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第3章 Water mark(波紋)
「運転手さんが待ちくたびれてるんじゃない?」
「本当だな、また瀬道(せどう)に説教されるな、こりゃ」
 拓人は参ったと言いたげに頭をかいた。毎朝、家の前には高級黒塗車が横付けされる。アークコーポレーションの社長専用車で、もちろん専属の運転手もついている。瀬道というのは秘書課の課長と社長の第一秘書を兼ねている瀬道浩太郎だ。拓人よりは数歳年長の有能な彼の懐刀でもある。
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