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不倫王の憂鬱
第2章 社内40%制覇
「お待たせしました。結構遊んじゃいました。そろそろ帰路につきますか?」

 待たしていた彼に悪びれる様子も無く静子は言った。

「そうだね。そろそろあがろうか。風も強くなってきたし、さっきその辺にクラゲも浮いてたからね」

「ハイ、そういえば腕が少しチクチクしてるんです。クラゲかな?」

はにかむ様に静子が言う。

「まあ兎に角、着替えて帰りは下道を通りながらドライブして帰ろう」

「そうしましょう。下道も楽しみです。」

静子が既にこの時、彼の事をすっかり一人の男性と見ていたことを彼は感じていた。

彼は車に乗ると
「お前さ、普段一人Hしてるんか?」

とぶっきらぼうに聞いた。

「ハイ。たまにですけど・・・。」

消え入りそうな声と赤面を彼は見逃さず、

「じゃあ見ててやるから助手席で下着脱いでやってみ。」

「恥ずかしいです・・・。」

「なら俺が先に恥をかいてやるよ、脱がせろよ。」

「は、はい・・・」

静子は彼の短パンのジッパーを慣れない手つきで下ろした。

下着の用足しの間から指を入れて彼の男根を空気にさらすかのように引き出していく。

しかも命じていない上下運動をか細い指で行うではないか・・・。

「なんか・・・硬くなってきてます・・・。感じてくれているんですか?」

頷くと・・・

「嬉しいです。経験が浅いから相手にされないと思っていました。」

素直な、そして紅潮した顔で静子は言う。

 山間の道に差し掛かった所で彼は

「下着を脱いで」
と命じた。

黙って静子は腰を浮かせながら水色のパンティーを片足から脱いだ。

往路の着衣とは違い復路の静子はミニスカートだったから脱がせた後に一番敏感な部分を指で転がすのは容易だった。

「あっ!ああぁぁぁ」

突然、触る不倫王も驚くような嬌声で静子が眉間に皺を寄せた。

「だめ、だめだめ~~」

車の中で反響する静子の声は山間の行き過ぎる部落中に響いているのではないかというほどの喘ぎだ。

最初は声の大きさと彼女の感度の良さに驚いた彼も、だんだんと面白くなり、

「もっと感じてごらん、今までで一番イヤラシイ自分を俺に見せてごらん。」

と彼女を更に煽る。

「嫌だぁぁぁ、恥ずかしいぃぃ、あっ、ああああぁぁぁ」

何回彼女は登りつめたのだろう・・・。
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