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第9章 夢・2

また君の夢をみた


偶然に駅前で出会う


お互い連れがいるのに


引き寄せられるように人影に


会いたかった


君が私の頬を取る


よく言うわ会おうとしないくせに


そう言った私の唇を塞いだ


抱きすくめられ


私は胸が苦しくなって


好きが隠せない


溢れる程の想いを


お互い感じていた


もう行かなくちゃ


君は名残惜しそうに私から離れていく


最後の指先が離れ


君は足早に去って行った


束の間の抱擁は終わった


こんな夢を私はまたみるのだろうか


もうみたくないような


みたいような


今日も君に会いたいです