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第3章 新婚生活

「主・・・主人がいつもお世話になってます・・・」


ここでも、奥さんの真似をしなきゃいけないのね。


「可愛い奥さんを貰ったね！羽田君！」


「いや・・・ありがとうございます・・・」


蓮は、少し恥ずかしそうな顔をしている。


何、照れてんのよ！！


こっちまで照れちゃうじゃない！！


「夫婦の時間を邪魔したら悪いな、今度店に顔を出すよ！」


「はい・・・」


「あ・・・あの話考えておいてくれよ！奥さんともちゃんと相談してな・・・」


「は・・・はい」


あの話？夫婦で相談？何のことだろう。


若林オーナーは、店を出て行った。


私たちは、見送り再び席に着く。


「あぁ。こんなところで会うなんてビックリしたぁ」

蓮がほっとした顔をして、水を飲んだ。


「七海も、話合わせてくれてありがとう」


「代理奥さんだからね！・・・ねぇあの話て何？」


「あぁ！何でもないよ・・・」


何か引っかかるが、ここからは何も聞かなかった。


レストランで食事を終え、店を出た時には7時半を回っていた。


「帰るか・・・」


「そうだね！」


私たちは、帰る事にした。


「今日は、久しぶりに楽しかったなぁ！」


「うん！」


何か、オーナーに会ってから蓮の元気がない気がする・・・。


気のせいかな。