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コンプレックス
第9章 弟の元カノ
「愛里咲、着いたぞ」
「ふぇっ?」
ゆさゆさ身体を揺さぶられ、薄っすらと目を開ける。
ペチペチッ
「痛っ」
さっきから何度も頬に当たる小さなモノを掴めば、
「陽花?」
それは琉に抱っこされた陽花の手。
「えっ⁉︎ 」
慌てて辺りを見回せば、目の前には自宅マンション。
その駐車場に停められた車の助手席で、爆睡していた愛里咲。
琉と陽花が、運転席から呆れたように見ていた。
「え⁉︎ 双子のお迎えは⁈ 」
目の前の陽花を見ればわかることなのだが、慌てる余りつい聞いてしまう。
「もう済んだ」
「嘘!御礼言ってない‼︎ 」
分かり切った答えが返され、大変な事に気付き更に慌てる。
「……メール」
一人パニクる愛里咲を呆れたように見た琉にため息混じりに言われ、慌てて携帯を開く愛里咲。
「ふぇっ?」
ゆさゆさ身体を揺さぶられ、薄っすらと目を開ける。
ペチペチッ
「痛っ」
さっきから何度も頬に当たる小さなモノを掴めば、
「陽花?」
それは琉に抱っこされた陽花の手。
「えっ⁉︎ 」
慌てて辺りを見回せば、目の前には自宅マンション。
その駐車場に停められた車の助手席で、爆睡していた愛里咲。
琉と陽花が、運転席から呆れたように見ていた。
「え⁉︎ 双子のお迎えは⁈ 」
目の前の陽花を見ればわかることなのだが、慌てる余りつい聞いてしまう。
「もう済んだ」
「嘘!御礼言ってない‼︎ 」
分かり切った答えが返され、大変な事に気付き更に慌てる。
「……メール」
一人パニクる愛里咲を呆れたように見た琉にため息混じりに言われ、慌てて携帯を開く愛里咲。