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コンプレックス
第2章 弟の嫁さん
はぁーっと琉は面倒臭そうにため息を吐き出す。
「まだ出産して半月だろ。俺、血ィとかグロいの苦手だし」
「お前にも苦手なものがあったのか⁈ 」
思わず出た翔の本音に、
「はぁ?」
琉は不機嫌に顔を歪める。
(う…というか…血?)
不機嫌な琉の顔にビビりながら、翔はその言葉の意味が分からずに首を傾げた。
「お前…まさか愛里咲ちゃんにハードなSMプレイとか強要してないよな?」
翔の言葉に、今度は琉が首を傾げる。
「お前ドSっぽいもんな! 愛里咲ちゃん縛り付けたりとか、変な玩具とか…」
「………何で兄貴に夫婦生活暴露しなきゃいけないんだよ?」
翔の言葉を遮るようにそう言うと、琉はフイッと背を向ける。
「それは肯定か⁈ 琉! お前、愛里咲ちゃん泣かせて悦んでんじゃ…」
琉の背中に向けて叫んだ時、琉の部屋から赤ん坊泣き声が聞こえた。
「あーあ、陽向起きちゃったな」
そう言い残し、部屋に戻る琉。
1人残された翔の頭の中を支配するのは”琉に陵辱される愛里咲”の妄想で、翔は思わず反応した”欲”を慌てて押さえ部屋へと駆け戻っていた。
「まだ出産して半月だろ。俺、血ィとかグロいの苦手だし」
「お前にも苦手なものがあったのか⁈ 」
思わず出た翔の本音に、
「はぁ?」
琉は不機嫌に顔を歪める。
(う…というか…血?)
不機嫌な琉の顔にビビりながら、翔はその言葉の意味が分からずに首を傾げた。
「お前…まさか愛里咲ちゃんにハードなSMプレイとか強要してないよな?」
翔の言葉に、今度は琉が首を傾げる。
「お前ドSっぽいもんな! 愛里咲ちゃん縛り付けたりとか、変な玩具とか…」
「………何で兄貴に夫婦生活暴露しなきゃいけないんだよ?」
翔の言葉を遮るようにそう言うと、琉はフイッと背を向ける。
「それは肯定か⁈ 琉! お前、愛里咲ちゃん泣かせて悦んでんじゃ…」
琉の背中に向けて叫んだ時、琉の部屋から赤ん坊泣き声が聞こえた。
「あーあ、陽向起きちゃったな」
そう言い残し、部屋に戻る琉。
1人残された翔の頭の中を支配するのは”琉に陵辱される愛里咲”の妄想で、翔は思わず反応した”欲”を慌てて押さえ部屋へと駆け戻っていた。