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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第6章 法子~部下との取引
「有沢さん、田島さんと夫婦で旅行に行ったんですって?」

「うまく田島さんの奥さんをものにしたんでしょう?」

周囲に座るキャバ譲たちが、冷やかすように声をかけてくる。

「まあ、想像にお任せしておくよ」

「うわあ、やっぱりそうなんだ!」

盛り上がる連中をぼんやり見つめながら、私は水割りで口を浸した。

田島はこの席にはいない。

あの出来事の後、私たち2人はあの旅行のことに一切触れなかった。

まるで夢であったかのように、私たちははかつての関係を維持した。

だが、飲みに行く回数はめっきり減った。

そこにはやはり、暗黙の了解があるような気がした。

あなたの奥さんを抱いたんですよ、私は・・・・・・・・・

部下の心の奥底に隠された言葉が、私には聞こえるような気がした。

先輩の奥さん、最高の体じゃないですか・・・・・・・

やればやるほど締まってきましたよ・・・・・・・

ああいうのを名器っていうんでしょうね・・・・・・・

凄く感じてましたよ、奥さん・・・・・

部下と一緒にいるだけで、私をそんな言葉が幻聴のように襲った。

夢なんかじゃないのだ。

あれは、現実の出来事だ。

妻は部下に深々と貫かれ、何度も色っぽい声をあげた。

そして、膣奥に放出することを、自分から求めたのだ。

その光景は、私の記憶の部屋に、深く深く刻み込まれた。

妻もまた、私に何かを告白することはなかった。

あの旅行以降も、以前のまま、私に接してくる。

後ろめたさや、戸惑いといった雰囲気はまるでない。

だが、私は感じていた。

妻もまた知っているのだ。

田島に抱かれる妻を、私がずっと見つめていたことを。

あの晩以降、私は妻を毎日、狂ったように抱いた。

僅かな刺激で、妻は敏感に反応し、嬌声をあげた。

「あっ!・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・」

部下に開発された妻の体は、しかし、私の責めでは物足りないようだった。

いつの日か、こんな夜が来ることを私は想像している。

私の腕の中で、妻がこう漏らす夜を。

「ああっ、もっとしてっ、田島さんっ、・・・・・・・・・」

お前は何を恐れているんだ、ですって?

それは違う。

私は恐れてなどいない。

それどころか、心のどこかで、私はそれを望んでいるのだ・・・・。

<第6章 完結>
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