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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第9章 玲奈~セクハラ常習犯に狙われた人妻
「ふざけた人だわ、本当に」

矢島の言葉の意味を噛みしめるように、玲奈はそうつぶやいた。

「自分で勝手に言いふらしているだけかもしれませんけどね」

「そうに決まってるわ」

喧噪に包まれたビアホールで、玲奈はクールな表情を崩さない。

それは、人妻である彼女の美貌を更に強調するものでもあった。

「玲奈さん、どうしますか」

「・・・・・・」

「またおとがめなし、ってことになってしまうんですか」

「それは駄目。今度と言う今度は、どんな手を使ってでも彼を縛り上げるの」

「玲奈さん・・・・・・」

「向こうが汚い手を使うなら、こっちだって少しは考えようじゃないの」

ビールのグラスを傾けながら、玲奈は矢島のことを見つめる。

憧れの上司からの視線を、矢島は恥ずかしげに受け止める。

「いったい、どんな手を使うんですか、玲奈さん」

「まあ、焦らないで」

「何か決定的な証拠があれば、また展開も変わってくるんでしょうけど」

「そうね・・・・・・」

細い指先で箸を弄ぶように動かす。

玲奈のそんな仕草でさえ、矢島には妙になまめかしく見えてしまう。

そして、玲奈は何かに閃いたように言った。

「矢島君、そういえば、彼、今日の面談の際、何か言っていたわよね」

「えっ?」

「私へのメッセージがあったでしょう」

「玲奈さんへの・・・・・・・、あっ、カラオケ・・・・・・・・・」

「そうよ、それ。決まったわね」

「えっ?」

呆然とする矢島をよそに、玲奈はホール内を歩く店員に勘定を要求した。

「玲奈さん、もうおしまいですか?」

玲奈との飲み会を密かに楽しんでいた矢島が、落胆の声を漏らす。

「ふふふ、違うわよ」

矢島の分までスマートに精算しながら、玲奈はウインクを投げた。

「二次会いこっか、矢島君」

立ち上がり、颯爽と歩き出した玲奈に、矢島は慌ててついていくだけだ。
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