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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第21章 希実子〜診察室の女医
突然のことだった。

傍に立つ女医の手が大胆に伸び、竿を撫でるように動いた。

「何か感じるかしら」

もう随分長い間、女性を抱いたことがない。

それが人妻の手であることが、西崎に久しぶりの興奮を与えようとしている。

しかし、股間のものが硬さを伴うまでには至っていない。

「私では駄目かしら」

感情を隠した女医の言葉に、西崎は目を閉じたまま答えた。

「そんなことないですよ。先生は妻よりもずっと魅力的です」

「奥様に叱られますよ、そんなことを言って」

「私がこんな風じゃなかったら、間違いなく先生に迫ってますよ」

西崎の言葉を聞き流し、希実子はゆっくりとしたペースでそれを撫で続けていく。

何年もの間、忘れていた感触が少しずつそこに舞い戻ってくる気がする。

「先生、もう少し刺激してもらえますか」

「どんな風にすればいいかしら」

「それを握ってください」

腕を目の上に置いたまま、西崎は女医にそう指示を出した。

妙な気分だった。

自分はここに医師の診断を受けに来たはずだ。

いつしかそんな二人の関係が逆転し始めている。

「もう少し具体的に言ってもらえますか」

「こうですよ、先生」

西崎はそう言うと、ベッドに寝たまま、希実子の手をとった。

想像通りそれは冷たく、華奢な腕だった。

人妻のその手を自身のものに誘導し、西崎は棹を強引に握らせた。

一瞬、手を引くような動きを見せた女医だが、やがてそれに5本の指を絡めた。

「しごくように動かしてみてください」

「それで変わるのかしら」

女医は冷静な表情を維持したまま、右手をゆっくり、上下に動かし始めた。

人妻のその行為は、瞬く間に西崎に興奮を与えていく。

「ご主人にもこんなことをされたことはあるんですか」

「プライベートではこんな経験はありません」

その言葉には、これまでなかったかすかな揺らめきの気配が漂っていた。

「先生、もっとお願いします」

「慌てないでください」

静寂が支配する診察室で、希実子は右手を淫らに動かし続けた。

不能だと訴えていた西崎のそれが、少しずつ硬く、隆起を始めていく。

「西崎さん、やはりストレスのせいだったかもしれませんね」

「まだ完全ではないですよ、先生」

そういうと、彼はベッド脇に立つ美しい人妻女医のヒップに腕を伸ばした。
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