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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第25章 涼子〜娘の家庭教師
「涼子、変わらず綺麗にしてるわよねえ」

学生時代の友人、果穂と会うのは、3年ぶりだろうか。

久しぶりのランチを楽しんだ後、涼子は彼女を自宅に招待した。

「これでも掃除は好きなほうだから」

「お部屋じゃなくて、あなたのことよ」

「えっ?」

「もともと美人なのよねえ。肌がいつまでも綺麗で羨ましいわ」

「そうかしら・・・」

彼女の言葉に戸惑いながら、涼子はケーキとコーヒーを用意する。

「あら、おいしそう」

涼子は旧友との再会を存分に楽しんだ。

学生時代の友人、両親、夫、そして子供の話。

尽きることのない会話を続ける中、果穂はふと思い出したように涼子を見つめる。

「それで、どうなの、涼子?」

「どうって、何が?」

「イケメンの彼よ」

「えっ」

「優斗サマよ」

旧友にウインクされ、涼子は思わず顔を赤らめる。

「どうって別に・・・、真面目にやってもらってますけど、それが何か?」

「わかったわ」

「何がよ、果穂」

「涼子が以前より綺麗になった理由が」

秘密を知ってしまったかのように、果穂が意味深な笑みを浮かべる。

「ちょっと、何よ・・・」

「彼のおかげでますます綺麗になっているんじゃないかしら、涼子」

「優斗くんに会っているから?」

「ほら、顔が赤い」

私が特別な感情を優斗くんに・・・、まさか、そんなこと・・・・

彼女の夫の同僚、その息子という優斗くん。

果穂は、過去に何回か彼に会ったことがあるようだ。

全て見透かされている気がして、涼子は肢体が熱くなるのを知った。

「もう、やめてよ、果穂ったら」

強引に会話から逃げながら、涼子はふと時計を見つめた。

「あら、もうこんな時間?」

「何かお約束でも?」

「ええ・・・」

言葉に詰まった涼子に追い討ちをかけるように、ドアフォンが鳴る。

「あら、私、帰るわね」

急いで帰り支度する果穂に声をかけることもできず、涼子は玄関口に向かった。

「こんにちは、お母さん」

「こ、こんにちは・・・」

「あれ、少し早すぎましたか?」

「いえ、大丈夫よ・・・、ほら、あがって」

リビングに招かれた彼は、そこにいた女性を見て嬉しそうに笑みを浮かべた。

「あっ、果穂さんだ」

「あら、優斗くんじゃないの」

親しげに挨拶を交わす二人に、涼子はかすかな嫉妬心を覚えてしまう。
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