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貪られる肉体 - 私のカラダは、誰のモノ?
第5章 回されるもの。
私はメールの指示通り理科棟四階へと向かっていた。
生徒棟から理科棟へと行くには、一階、二階、三階にある学校中央の渡り廊下を通っていく。
二階は屋内の廊下らしい廊下で、一階三階は各々その下と上を抜けていく作りになっている。
今は四階にいるので、三階から渡るのが近いのだが、あいにく今日は雨が降っている。
仕方がなく二階まで降りていく。
二階は三年生の教室が並ぶ階だ。
下校する生徒がちらほら覗える。
その中で見覚えのある人物がいた。
私の“彼氏”になった男子が遠目に見えた。
話しかけるべく近づいていこうとすると、奥の階段に行き、姿が見えなくなってしまった。
帰ってしまったのだろうか。
だとしても、鞄等の荷物は持っていなかった。
後を追うと本来の目的場所への到着時間が大幅に遅れてしまう。
すぐに来るよう言われているので道草を食っている余裕はない。
諦めて、渡り廊下の方へ歩くことにする。
今見たものをそのまま解釈すると、わかったことが一つだけある。
彼は三年生だったのだ。
自信ありげに私に告白してきた理由が僅かに納得がいった。
しかし、なぜ一度きりしか私に会わなかったのだろうか。
考えても心当たりが無く、予想がつかない。
生徒棟から理科棟へと行くには、一階、二階、三階にある学校中央の渡り廊下を通っていく。
二階は屋内の廊下らしい廊下で、一階三階は各々その下と上を抜けていく作りになっている。
今は四階にいるので、三階から渡るのが近いのだが、あいにく今日は雨が降っている。
仕方がなく二階まで降りていく。
二階は三年生の教室が並ぶ階だ。
下校する生徒がちらほら覗える。
その中で見覚えのある人物がいた。
私の“彼氏”になった男子が遠目に見えた。
話しかけるべく近づいていこうとすると、奥の階段に行き、姿が見えなくなってしまった。
帰ってしまったのだろうか。
だとしても、鞄等の荷物は持っていなかった。
後を追うと本来の目的場所への到着時間が大幅に遅れてしまう。
すぐに来るよう言われているので道草を食っている余裕はない。
諦めて、渡り廊下の方へ歩くことにする。
今見たものをそのまま解釈すると、わかったことが一つだけある。
彼は三年生だったのだ。
自信ありげに私に告白してきた理由が僅かに納得がいった。
しかし、なぜ一度きりしか私に会わなかったのだろうか。
考えても心当たりが無く、予想がつかない。