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発情期ニャンコな私を襲う欲情ワンコな彼
第3章 ***
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なんだかんだで、本日も営業時間が終わりに近づいた。
客もいねーし、レジ締めする前にモンスターレイパー買ってかなきゃ。

てめぇでテメェの買いモンのレジやっかと思ったら…なんで大尉がレジにいんだよ。
いつも店長室に隠れてるクセに。

天の神様見てますかー?
日本一タイミングの悪い女って大会を開催してくださーい。
この芸術的で天文学的な確率を無視したこのタイミングの数々を記録してよ。

なんで嫌なことは当たるのにいいことはあたらないのだろう?

「おお。何か買うモンあんの?」

「ああ…橘大尉がレジ締める前に精算しようと思って」

「モンスターレイパー」を渡した。

「ああコレならもう中古で売りにきた人いるからキズチェックの鑑賞用プレイヤーで見てけば?」

「ギョギョッ。売りに来た人いるんですか?」

「うん。まだ新作だから他店の中古の値段見てからにしよーと思ってな」

「じゃ、じゃあ鑑賞します」

商品棚に戻しに行く。たまには、良いタイミングもあるもんだ。
でも、神様に文句言ったタイミングで良いことが起きた。

まぁどーせ……次はあたしにバチを与えるのだろう。



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