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第8章 二人の葛藤

「ごめん、尚について行けなんて言えない。」

苦しそうに、泣きそうになりながらも私に言葉を伝えてくる竜司君

『…っ』

今、私は竜司君をどれだけ苦しめているんだろうか？

「でも…それでも俺の所にいてくれない？」

こんなに自分勝手な私に一緒にいて欲しいと言ってくれる竜司君

「これからはなるべく一人にさせないから…」

もう、裏切れない

『はいっ…』

前に進まなきゃ。