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蕩けるソルベ
第2章 徐々に縮まる
「澪ちゃんは、ご飯食べたの?」
『私?…帰ってからー「なんで?一緒に食べようよ」…でも』
鳳君のために作った物だし…
「一人で食べるよりもっとおいしくなるよ?」
そう言って、余分に作っておいた鳳君が私の作ったグラタンとオニオンスープをキッチンへと取りに行く。
「じゃあ改めて」
『「いただきます。」』
『…ん』
ほどよくチーズが焦げていて美味し…
「澪ちゃん、料理上手だね。」
『…っ一人暮らしだから…』
照れ隠しで言ったつもりだったんだけど
「え。」
鳳君の食べる腕が止まった。
『…鳳君?』