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アネゴ的カノジョ
第4章 蘇る本能
 
 開き気味に膝を立てた脚。

 小麦色の程好く肉付きのある引き締まった太腿。

 その脚の間には、杏子が男勝りである事を表すかのように、飾り気の無い白いショーツが股間を覆っていた。

 脚刳【アシグ】りの深いハイレグと呼ばれるショーツを動きやすいからと穿いている杏子。

 それに因って長く見える脚の間では、股布に楕円状の染みが出来ていた。

 更に膝を開いた同時に、仄かに淫靡な匂いが杏子の鼻腔を擽る。

 薄く白い生地をアソコから滲み出たおツユが汚し、その生地を透かしていく。

 うっすらと黒い陰毛が覗ける程に、杏子は既に女としてのカラダの反応を見せていた。

 淫らな匂いに触発され、左胸を弄る手に力が籠もる。

 指の間から柔肉を食み出させて、ギュウギュウと搾るように揉みあげる。


…もう……止まら…な………


 右手の中指がショーツの上からワレメをなぞる。

「ひぅっ……」

 ワレメを軽く滑り、クリトリスに触れただけで声が溢れ出す。

 既にグッショリとショーツが濡れいる感触が、更に興奮を昂らせる。

 指の腹がグイグイとクリトリスとワレメを擦る度に、尻を跳ねらせて熱い吐息を吐き出す。


…も…もっ……と………


 昂る感情は男勝りの杏子を眠らせ、淫らな杏子を目覚めさせた。
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