この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
half. ~Sweet blood~
第2章 同情と、優しさ…


その日もソファに横になる。
雪斗はベッド使えなんて言ってたけど、無理に決まってるだろ。あんな香り漂わせた布団、落ち着いて寝れねーよ。


寝息をたて寝る姿はまだ幼さが残る。


「口だけは一丁前なのにな」


酒を飲みながら寝顔を見つめた。



何も知らないやつを部屋に入れ、血吸わせて。何してんだかな俺も。自称気味に笑う。



眼鏡を外し目頭を摘まむ。
ため息一つついて…出た言葉。


「はぁ、同情ね」



そうかも知れない。俺は同情でルシアを置いているのかもな。身寄りがないガキを放っておけなかったんだ。それがhalfだったとしても…



「参ったねー、女ならまだしも男だしな」


「悪かったな男で」


「あ?起きてたのかよ」


「違う匂いがしたからな」



酒を見て言うルシアは
余程鼻がいいらしい。



「女なら良かったか?」


「そりゃーね、そんなナリで女なら抱くだろ」


「抱けばいいだろ」



いたって真面目な表情のルシアは
続けてこう言った。

とても顔に似合わない事を…




「halfの扱いは主が決める。抱かれる奴だって山ほどいるし、珍しい事じゃない。特に俺は血もらうんだからな、逆らわない」


「待て待て、話が見えねーよ」



落ち着けと言わんばかりに手の平でルシアの言葉を遮る。


/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ